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2026.07.08

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アルミ溶接で歪みが発生する理由とは?原因と対策をわかりやすく解説

アルミ溶接で多くの方が悩むのが「歪み」です。同じ形状を溶接しても、思った以上に反ってしまったり、寸法がずれてしまったりすることがあります。
実は、アルミニウムは鉄よりも溶接による歪みが発生しやすい材料です。その理由は、アルミニウムが持つ材料特性にあります。

アルミは熱伝導率が高い
アルミニウムは、鉄と比較して熱伝導率が約3~4倍高いことが知られています。そのため、溶接で加えた熱が広い範囲へ素早く伝わります。
一見すると熱が逃げやすいため歪みが少ないように思われますが、実際には十分な溶け込みを得るために大きな入熱が必要になることが多く、その後の冷却時に材料が収縮して歪みが発生します。

熱膨張率が大きいことも原因
アルミニウムは熱膨張率も鉄より大きい材料です。
溶接中は熱によって材料が膨張し、冷却されると元に戻ろうとして収縮します。この膨張と収縮の差が大きいため、反りや曲がり、ねじれなどの歪みが発生しやすくなります。
特に薄板や長尺製品では、この影響が顕著に現れます。

溶接順序によって歪みは変わる
歪みを抑えるためには、溶接する順番も重要です。
一方向に連続して溶接すると、熱が一か所に集中し、変形が大きくなります。そのため、左右交互に溶接したり、中央から外側へ進めたりするなど、熱が偏らないように施工方法を工夫します。
製品の形状によって最適な溶接順序は異なるため、経験と判断力が求められる工程です。

歪みを完全になくすことは難しい
どれだけ経験豊富な職人でも、溶接による歪みを完全になくすことは困難です。
そのため、製品の形状や材質、板厚を考慮しながら、溶接条件・溶接順序・仮付け・治具を組み合わせ、歪みを最小限に抑えることが重要になります。
当社では、アルミ製缶・アルミ板金・アルミ溶接を専門とし、長年培ってきた経験を生かして、歪みを考慮した製作方法をご提案しています。一品物から量産品まで、お客様の品質要求に応じた加工を行っていますので、アルミ溶接に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。